前回の投稿と同じトポロジで違う設定を行います。
R3のLoopback3についてtype1-external routeでOSPFにのせます。
メトリック値については最小値にします。
R3のLoopback103についてtype2-external routeでOSPFにのせます。
さらに、OSPFのメトリック値を可能な限り最大値にします。
外部ルートで乗っけることと聞いてピンとくるのが、
connectedのredistributeですね。
しかし、それぞれのLoopbackで別々の設定を行わなければならないので、
素直にredistributeしてしまうと、type2-extで配布され、
metric値も最大か最小のどちらかになってしまいます。
困ったわけです。
困ったと言えば困ったときのroute-mapです。
R3(config)#route-map CONNECT per 10
R3(config-route-map)#match interface L3
R3(config-route-map)#set metric 0
R3(config-route-map)#set metric-type type-1
!
R3(config-route-map)#route-map CONNECT per 20
R3(config-route-map)#matc int L103
R3(config-route-map)#set metric 16777214
!
Loopbackごとにそれぞれメトリックを書いてあげて、
route-map CONNECTに所属させてやります。
defaultでredistributeはext2で広報されますので、
L103の方はset metric-typeを書かなくてもよいです。
さて、メトリック値の最大って....
多くの方がなんだったっけってなると思います。
OSPFはメトリック値は24bitだし。
24bitだから16777万でしょ。
みたいな記憶の神みたいな人はいいですが、
僕のような記憶力欠乏人間にとっては数字をおぼえるのは大変です。
一苦労です。てゆーか、かったりーです。
なんとか楽をしたいわけです。
そういうときはこうします。
ospf configuration modeに入ります。
そして、こんな風に打ってみます。
R3(config-router)#redistribute connected metric ?
<0-16777214> OSPF default metric
数字が出てきますね。
これをそのまま設定しちゃえばいいですね。
楽勝。
そんな感じで、メトリック値も、外部ルートのタイプも、
いい感じに設定されたはずです。
じゃあR1でrouting tableをみてみましょう。
R1#show ip route os
33.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets
O E1 33.33.33.0 [110/64] via 172.16.123.3, 00:07:59, Serial0/0
172.16.0.0/16 is variably subnetted, 5 subnets, 2 masks
O E2 172.16.24.2/31 [110/20] via 172.16.12.2, 00:07:59, FastEthernet0/0
O E2 172.16.103.0/24 [110/16777214] via 172.16.123.3, 00:07:59, Serial0/0
おー、いい感じですねー。
R2でもみときますかと。
R2#sh ip rou os
33.0.0.0/24 is subnetted, 1 subnets
O E1 33.33.33.0 [110/64] via 172.16.123.3, 00:09:30, Serial0/0
172.16.0.0/16 is variably subnetted, 6 subnets, 2 masks
O IA 172.16.101.0/24 [110/2] via 172.16.12.1, 00:09:30, FastEthernet0/0
O E2 172.16.103.0/24 [110/16777214] via 172.16.123.3, 00:09:30, Serial0/0
R2#
ちゃんと設定されていますね。
E1とE2でもらってきとるがぜよー。
routing tableの夜明けぜよー。
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