10.17.2012

【CCIE受験ノウハウ】ルータを疑い始めるのは時間の無駄!思い切ってリロードしよう!

常識を疑うことから始めよう (Sanctuary books)




自分以外を疑いだすとキリがない


Cisco機器を長年触っていらっしゃる方にとっては、CiscoのIOSにバグが多いことや、access-listにフィルタを追加した場合にうまく動かないことがあるなど、よくご存知の事実だと思います。


しかし、そのような誤作動が起きる率よりも、僕は自分のミスが発生する確率のほうが極めて高いと考えています。

自分が正しいと信じ込みながら機械を疑い始めると、正しいとする支柱を失うことになり、独りよがりの設定になってしまいがちです。

独りよがりの設定では、しばしば設問のRESTRICTIONを無視した設定に陥りがちで、結果としてFAILの門をたたいてしまうことに繋がります。



自分を疑う謙虚さを持つ


僕は基本的な考え方として、自分は間違える、自分は人よりミスを多くすると常に思うようにしてルータの設定をするように心がけています。

正しい設定を入れれば、正しくルータは動く。
正しくルータを動かすのは正しい設定である。

この大原則を常に念頭に置くことにしないと、変な動作や変なトラブル、特にルートのフラッピングが起きているときなどに、本当の過ちを見過ごしてしまいがちになると思います。


とは言っても、本当に機械が誤動作することもあります。その悪運をひいてしまうことは十分に考えられます。



迷いを断ち切るreload


迷ったときに発動する自己ルールを制定しておくのがよいと思います。


例えば、僕の場合は、こんなルールを定めていました。
正しいと思って設定したのにどうもうまく動作していない場合は、とりあえずwrしてreloadする。
というルールです。

一切、問題の切り分けをせず、showコマンドでのチェックをせず、一切の感情を捨てて機械的にreloadを行います。

reloadをして機器が立ち上がるまでの間はその機器のことは無視して他の設問に取り掛かり、またreloadが終わってルーティングが落ち着いた頃に戻ってきて、状態のチェックを行うことにしていました。

reloadをする癖をつけることによって、機器を疑う癖を消すことができます。
特にエンジニアという人種は、自分の知識に絶対の経験を持っている場合が多いので、自分の設定に意固地になりがちです。

それが悪いとは言いませんが、その自分がした設定が正しいことを証明する点においても、reloadをすることは非常に有用であると考えられます。



世界一のreloaderを目指す


CCIEの採点は採点スクリプトがやっているという噂です。
Candidateの設定したルータは、試験終了後に一度reloadされて、ルーティング諸々が落ち着いた後に設定情報を確認するプログラムが走るのだそうです。


この情報はソースもなければ根も葉もないうわさなので、信じるか信じないかはあなた次第ですが、世界中で毎日行われているCCIE試験ですので、スクリプトが採点しているというのも頷けます。


この噂を信じるとすれば、採点されるのは今まさに動いているルータの状態ではなく、reloadされた後に動いているルータの状態なのです。
僕も実際に設定完了後は、一度すべての機器をreloadして、それからチェックに入ることにしていました。


僕もそうですが通常業務で稼働中のルータを頻繁にreloadすることはありえないと思いますので、reload自体にはかなり抵抗がありました。


ですが、CCIE試験ではreloadし放題です。reload中に少しトイレにでも行って、気分転換をするくらいの余裕はあった方がいいでしょう。







自分が悩んできた経験をこれからCCIE LAB試験を目指す方の参考になればと書いています。

CCIE LABまとめページ

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