10.26.2012

Windowsサーバからmacサーバへデータ移行 その4


早速も早速ですが、RAID5で使用していたHDDが一台故障しました。

WindowsサーバからのFTPダウンロードはサクサク進んでいたのですが、気付けば一台のディスクが故障・・・古いディスクを使いまわしていたので、無理もありません。



とりあえず進行中のFTPのダウンロードが終わるのを待って、あたらしいディスクを取り付けることにしました。

ネットで検索すると意外と情報がありませんので、備忘録の意味も含めてRAID5のリビルドについて書いておきます(Macでやる場合)。

RAID5を構築されている時点で、RAID5の基本についてはある程度ご存知だと思いますが、RAID5では、リビルド(データ再構築)用のパリティ(保険みたいなもの)を構成されているディスクにバラバラに書き込んでいます。
ですので、例えば我が家の構成では2TBのディスクが4台の構成ですが、実効容量は6TBということになります。
ディスク一台分の容量がパリティに使われているということですね。

このパリティという考え方はRAID3で出てきた考え方です。
RAID3ではパリティを複数ディスクへの分散書き込みではなく、一台のディスクをパリティ専門にあてていましたので、パリティ専門のディスクが壊れてしまうと、復旧が不可能ということになっていました。

対して、RAID5では複数のディスクが公平にパリティを分担して受け持つため、どれか一台が壊れても復旧できるわけです。

この分散書き込みにより飛躍的にアベイラビリティが上がるわけですが、ディスクの複数故障に対しては超無力であることと、リビルド時のディスク故障が比較的多いことから、RAID5は万能ではない、ということも知っておくべき事実です。

RAID5では2台目のディスク故障が起きると救うことができません。そして、2台目のディスク故障が一番起きやすいのは、リビルドの最中であるということは知っておいて損はないでしょう。

とは言っても、ディスク一台が壊れたらリビルドをしなければなりません。

リビルド時は新しく買ってきたディスクをフォーマットせずに投入することが重要です。
これは、リビルド自体がフォーマット行為のようなものですので、フォーマットされたものに対してリビルドを行うと、最悪失敗してしまいデータ全死亡ということもあり得るからです。

では、実際にMacに繋がったRAID装置でリビルドする際の手順です。

1.あらかじめダメになっているディスクを特定しておく。LHR-4BREFU3の場合は、NGディスクのLEDが赤く点灯します。

2.ディスクユーティリティなどから、対象のRAID装置をマウント解除する。

3.マウント解除に成功したらRAID装置の電源を落とす。

4.RAID装置の電源を落としたら、壊れたディスクを取り外し、絶対に他のディスクの並びを変えずに新しいディスクを壊れたディスクがあった場所に投入する

5.電源を投入する。LHR-4BREFU3の場合は、自動的にリビルドが開始されます。

6.電源を投入した時点でディスクはまたマウントされているので、ディスクユーティリティからまたマウントを解除しておく。

7.リビルドが終わるまで何もしない。

macユーザならディスクの検査やアクセス権の検査などをついついやりたくなりますが、リビルド中はとにかく余計なアクセスをしないことが重要です。ですから、リビルド開始後はディスクマウントを解除しておいて、リビルドだけに集中できる環境を作ってあげましょう。

特にロジテックの回し者ではないですが・・・
LHR-4BREFU3は夜11時くらいにリビルドを仕掛けて、朝7時くらいに確認したらリビルドが終わっていました。
ディスク容量は2TB*4台の総計6TBで、使用量は3TBくらいです。

は、早くね!?

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