コアダンプの転送

Ciscoルータでは、例外処理が発生した場合に、コアダンプをFTPで転送することができます。

これを行うには、FTPのユーザ名、パスワード、FTPサーバのアドレス、ファイル名などが必要となります。

それぞれ以下のパラメータで設定してみます。

FTPユーザ名 cisco

FTPパスワード cisco

FTPサーバアドレス 172.16.10.253

ファイル名 COREDUMP

まずはルータにFTPのユーザ名、パスワードの設定を行います。

R1(config)#ip ftp username cisco
R1(config)#ip ftp password cisco

この辺は楽勝です。

次にコアダンプを送る設定を行います。コアダンプの時間がわかるように、timestampオプションを設定します。

R1(config)#exception core-file COREDUMP timestamp

コアダンプの転送をFTPで行う設定をします。

R1(config)#exception protocol ftp

最後に、コアダンプを転送するFTPサーバのアドレスを設定します。

R1(config)#exception dump 172.16.10.253

ちゃんと設定されているかチェックしてみます。

R1#sh run | section exception
exception core-file COREDUMP
exception protocol ftp
exception dump 172.16.10.253

ちゃんと設定されています。