2時間でフル回転させた頭にたまった疲労を回復させる暇なく、新たなトポロジーと向き合うことになります。
コンフィグレーションは非常に問題の量が多く、しかもスイッチ、IGP、EGP、アドバンス、セキュリティ、IOSフィーチャーなど、ありとあらゆる種類の問題のが出てきます。
CandidateはCCOの閲覧を許されていますが、CCOを一生懸命見ているようでは、合格は難しいでしょう。
Configurationの方が個人的にはキツい
僕も最初はそうでしたが、configurationは何とかなるだろうと楽天的に考えるのは非常に危険です。ギリギリの点数で攻めればいいやというのは大きな間違いです。
ギリギリで攻めるのがいかに甘い考えかというのを、できるだけ詳しく書いてみたいと思います。
L2でこけたら立ち上がれない
通常は最初にL2のトポロジを構築して、その後、L3のトポロジを構築していきます。
当然のことながら、L2が完璧に設定できていないとfull reachabilityが期待できないので、IGPの問題で満点を取ることは難しいと言えます。
IGPはCCIEのコンフィグレーションにおいてはできて当たり前の部分ですので、L2、IGPを落とすようであればまず合格は不可能です。
IGPは業務でもよく使うと思いますし、多くのCandidateが自信を持っている分野だと思いますが、意外と学習が甘いのはL2ではないでしょうか。
STPは原理が簡単ではありますが、かなり奥の深い設定バリエーションを持ちます。max-aging timeのような割とマニアックなパラメータを設定させる問題も過去に出たことがあるようです。
STPは原理が簡単ではありますが、かなり奥の深い設定バリエーションを持ちます。max-aging timeのような割とマニアックなパラメータを設定させる問題も過去に出たことがあるようです。
普通に考えて、素直な問題は出ません。出たとしても、素直な問題をといてポイントをくれるほどに甘い試験ではないです。スイッチングは最強レベルに学習がしていくのがオススメです。
IGPの問題は脳の休憩ポイント
どちらかというと、ルーティングは結構なんとかなる部類にはいる気がします。L2のreachabilityが完璧である場合、IGPの隣接や経路交換まではタスクにもならないような内容ですので、一般的に問われがちなフィルタリングやルーティングフィードバックの回避などに集中して取り組めるからです。
ルーティングフィードバックやフィルタリングは定石を知っているかどうかもそうですが、基本的にはリクワイアメントを一行ずつ満たしていけばよいので、時間さえ確保できれば十分に回答できると思います。
IGPまでは満点をとって当たり前だと思った方がいいでしょう。
BGPで一瞬キレそうになるけど我に返って落ち込む
試験の本質を見るのは、BGPに差し掛かってからです。
BGPの出題は非常に難易度が高い傾向にあるとされているためで、必ず満点を取れるセクションではないと言えるからです。確かにBGPはIGPに比べて圧倒的に憶えることが多いため、難易度が上がりがちだと言えます。
憶えることが多いというのはつまり、問題の問い方も多岐に渡るということになります。確実に問題文を解釈して、理解しなければ得点は期待できません。
なかにはBGPなら何でも来いと言う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そんなツワモノもIGPまでがボロボロならその知識は何の役にも立ちません。
設定が完璧でも疎通がとれなければ点数にはならないからです。
設定が完璧でも疎通がとれなければ点数にはならないからです。
繰り返しになりますが、IGPセクションは非常に重要です。IGPの上に乗っかる技術について、前述したBGPしかりですが、基本的なconfigurationのrequirementはip reachabilityです。
Multicastは折れた心を粉々にする
Multicastセクションにおいては、mrouteテーブルの構築に既存のルーティングテーブルが密接に関わっています。例えば、IGPのルーティングテーブルが誤っているとmrouteテーブルはうまくOILを更新できません。
問われているRP選出プロセスによっては、正しくRPを選出できない可能性もあります。つまり、IGPまでがダメなら得点が期待できないのです。
IGPまでがボロボロなら0点です。
僕はmulticast関連の設定には絶対の自信がありましたが、初回のLABではIGPまでがボロボロで得点どころではありませんでした(そもそもTSでこけて心が折れていたことにさせてください。。)。
問われているRP選出プロセスによっては、正しくRPを選出できない可能性もあります。つまり、IGPまでがダメなら得点が期待できないのです。
IGPまでがボロボロなら0点です。
僕はmulticast関連の設定には絶対の自信がありましたが、初回のLABではIGPまでがボロボロで得点どころではありませんでした(そもそもTSでこけて心が折れていたことにさせてください。。)。
Advanceセクションで幼少時以来の絶望
その後に続くような、advanceのセクションも同様です。
qos、security、SNMP、IOS Serviceなど、出題は様々なようですが、基本的なip reachabilityがとれていないと、設定が正しくてもverificationできないものばかりです。
当然のことながら、IGPがボロボロならここもあっさりと0点。
qos、security、SNMP、IOS Serviceなど、出題は様々なようですが、基本的なip reachabilityがとれていないと、設定が正しくてもverificationできないものばかりです。
当然のことながら、IGPがボロボロならここもあっさりと0点。
気づけばギリギリどころかボロボロです。
楽観どころか悲観する隙間もありません。
楽観どころか悲観する隙間もありません。
基本的な考え方は業務と同じです。物理的なコネクションはCISCOの保証の範囲内ですから置いておくとして、layer2 reachability、layer3 reachability、全体的なip reachabilityの順にスタックしていかなければ、トラブル⇒切り戻し⇒手戻りです。
やっぱり地道に理解していくしかなさそうです
試験がこのように進むということは日頃の学習についてもこのようなプロトコルスタックの考え方にのっとって進めて行く方がいいということになります。
あくまで基本に忠実に、ネットワークの基本はip reachabilityですから、それをおろそかにしていては、取れるはずの点数が取れない結果につながります。
あくまで基本に忠実に、ネットワークの基本はip reachabilityですから、それをおろそかにしていては、取れるはずの点数が取れない結果につながります。
CCIE RnSを目指す必要に当たって重要なのは、苦手分野を作らないことだそうです。
とは言っても、いまだに僕はQoSが苦手です(基本的に数学が苦手なので、計算しなければならないものが苦手)から、人に指南することはできませんが、苦手分野を作らなくても済むなら、それに越したことはないでしょう。
とは言っても、いまだに僕はQoSが苦手です(基本的に数学が苦手なので、計算しなければならないものが苦手)から、人に指南することはできませんが、苦手分野を作らなくても済むなら、それに越したことはないでしょう。
楽観的な考え方は捨てて、基本に忠実に知識をスタックしていけば、きっと合格できると思います。
自分が悩んできた経験をこれからCCIE LAB試験を目指す方の参考になればと書いています。CCIE LABまとめページ
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